大連で有名な宝格麗音楽喫茶店(隆安代理)は、自社が先に出願した「宝格麗音楽喫茶店BALCARY MUSIC COFFEE」を引用商標に、ブルガリ社(Bulgari S.p.A.)の「宝格麗」商標に対し、無効審判を請求した。商標評審委員会(現在の国家知識産権局)は当方の主張を支持し、係争商標を無効とする審決を下した。ブルガリ社はこれを不服とし審決取消訴訟を提起し、一審裁判所は無効審決を取消したが、当方はこれを不服とし上訴した。北京高裁は一審の判決を覆し、ブルガリ社の請求を棄却した。(中国では二審制が採用されている。)